2017年7月28日金曜日

霊能力について 2

これが超能力だ―あなたの潜在能力 を開発する (潮文社リヴ)

・訳者あとがきより

本書は原題を「霊媒現象とは何か」といい、いわゆる霊媒および霊能者_最近いうところ

の超能力者に見られる超常現象の原理を述べ、それを基礎としてその養成法を説いたもの

である。

その大部分が原理の解説に当てられているところに、原著者リーフ氏が霊能開発にとって

基礎知識が不可欠であり最も重要であるとの認識をもっていることが窺われる。

ベテラン登山者ほど危険に対して敏感であり、無理をせず慎重の上にも慎重を期するもの

であるが、これと全く同じことが霊能者の養成においても要求される。

(中略)

霊能開発をのぞき趣味的好奇心から始めると、取りかえしのつかない破目に陥る危険性が

あることを声を大にして警告したい。


・目次

序章 汝自らを知れ

第一章 異常能力

第二章 夢意識と覚醒意識

第三章 夢の解釈

第四章 水脈占い・鉱脈占い

第五章 サイコメトリ

第六章 テレパシー

第七章 霊視能力(その一)

第八章 霊視能力(その二)

第九章 霊聴能力

第十章 潜在意識の謎

第十一章 精神力の不思議

第十二章 心霊治療

第十三章 テーブル現象と直接談話現象

第十四章 物質化現象

第十五章 自動書記現象

第十六章 霊言現象

第十七章 幽体離脱現象

第十八章 心霊写真現象

第十九章 音楽の効用と食事の問題

第二十章 注意すべき心霊用語



超能力を開発する本―意識の窓をひ らく

・訳者まえがきより

訳者は同じく超能力の開発を扱った「これが超能力だ」を出したばかりであるが、その“

あとがき”の中で、のぞき趣味的な好奇心から始めると取り返しのつかないことになる危

険性があることを警告しておいた。

他人が書いたものを訳したにすぎないとは言え、自分の手で公表した以上これを正しく活

用してもらいたい気持からあえてその点を指摘せずにいられなかったのである。

そのあとすぐに本書を出すことにしたのは、そうした危険性から身を守る、あるいはこれ

を避ける一つの手段として、霊能養成に関する手引書を何種類か用意して、多角的に活用

できる便宜を提供するのも、訳者としての責任であるとの認識からである。

前者は男性霊媒のものであり、本書は女性霊媒のものである。

この対照的な二人の超能力者による至難を参考にすれば、まず申し分ないものと思われる



がさらに遺漏なきを期するために、他の類書の中から貴重な説や意見を取り入れて肉付け

し、単なる一冊の訳書以上のものに仕上げることにした。


・目次

序章 超能力の基本的認識

一章 開発のための基礎準備

二章 精神統一の訓練

三章 人間の霊的構成

四章 肉体脱離能力

五章 物的超能力_その一

六章 物的超能力_その二

七章 物的超能力_その三

八章 霊言能力

九章 霊視能力

十章 霊聴能力

十一章 直感力

十二章 自動書記能力

十三章 治病能力

十四章 予知現象の原理

十五章 スピリチュアリズムの光明


2017年7月27日木曜日

霊能力について

霊能開発入門 (TEN BOOKS)

・訳者あとがきより

私の意見はいたって簡単である。

現段階の地上人類は五感によって生活し、霊的なことは天才的霊能者のお任せするのが無難であるということである。

人間は物質界ならではの体験を求めて地上へ降りて来ているという事実をまず認識する必要がある。

その認識がすべての根底であらねばならないのである。

物質的なものに促われてそれしか見えなくなるというのでは、それも別の意味で地上生活の危険性とも言えるが、大へんな高級霊でありながら物質的体験に欠けるところがあって、それを求めてわざわざ物質界へ降りて来る霊もあるほど、それほど物的体験というのは貴重なのである。

それによって霊界へ戻ってから飛躍的に威力を増すのである。

極端な例では、母胎の産道を通過するという、ただそれだけの体験を求めて誕生してくる場合もあるという。

そこには人智では測り知れない霊的な事情があるのであろう。

これはいずれ人類の進化とともに徐々に解明されていくことであろうが、それとは別の要素として、地上生活にまつわる悩み・痛み・苦しみ・悲しみといった体験はその人に与えられた挑戦課題であり、それを一つ一つ克服していくことによって霊性の進化が得られるというのがスピリチュアリズムの教えである。

そこには必ずしも超能力の必要性はないということである。

では、なぜ霊能開発の手引き書を出すのかと問われれば、それは一つには先天的に霊媒となるべき使命をもって生まれてくる人がおり、そういう人が順調にその道を歩むための手引き書が必要であるという考えかれであり、もう一つは、本書が単に霊能の開発法を述べるに留まらず、心霊学の基本的知識を分かりやすく説いてくれているからである。



霊力を呼ぶ本―生きがいの発見

・目次

第一章 求めよさらば与えられん

第二章 心のスイッチを切り換える

第三章 心の病いが病気をつくる

第四章 逃避せずに闘争心を燃やせ

第五章 汝みずからを知れ

第六章 失敗は成功へのステップ

第七章 人生を達観する

第八章 道義心に忠実に生きる

第九章 インスピレーションの不思議

第十章 自分から出たものは自分に戻る

第十一章 祈りが奇蹟を呼ぶ

第十二章 死は新たな人生への旅立ち

第十三章 霊性を拓く


・訳者あとがきより

洋の東西を問わず人間は“精神力”が時として想像を超えた威力を発揮するものであることを、理屈はともかく、体験によって知っていた。

今でも、勉強に際して、仕事に際して、あるいは病気に際して、“何くそ”という心構えが大きく物を言うことを、それぞれの分野の専門家や指導者が口を揃えて説いている。

本書はそれをスピリチュアリズムの立場から説いたものである。

スピリチュアリズムとは何かを今ここで詳しく説明する余裕はないが、要するに物的宇宙の内的世界、俗に言う死後の世界ないし霊界を、霊媒という超感覚能力者を通じて探り、地上生活との係わり合い、死後人間が辿るべき運命、霊的摂理、神の存在等について、その世界の生活者、いわゆる霊魂からの通信をもとにして、新しい人間哲学、人生哲学、生命哲学を樹立せんとする学問的思想活動のことである。


2017年7月25日火曜日

霊の存在や霊界について 11

世界心霊宝典〈第3巻〉スピリチュアリズムの真髄 (1985年)

・目次

第一部 歴史的考察

 第一章 序論 スピリチュアリズムとは何か

 第二章 A・J・デービスの調和哲学

 第三章 米国における初期のスピリチュアリズム

 第四章 英国におけるスピリチュアリズム

 第五章 その後のスピリチュアリズム

 第六章 物理的心霊現象の種々相(一)

 第七章 物理的心霊現象の種々相(二)

第二部 思想的考察

 第一章 人間の霊的構成

 第二章 「死」の現象とその過程

 第三章 死後の世界

 第四章 死後の生活 

 第五章 スピリチュアリズムと進化論

 第六章 スピリチュアリズムと宗教

 第七章 むすび


・訳者あとがきより

一八四八年に興ったスピリチュアリズムによって、本書で紹介された通り、死後の世界について実に豊富な資料が得られ、それはもはや信仰ではなく確固たる事実となってしまった。

もう幽霊話などで冷や汗を流す時代ではなくなった。

死を恐れることすら時代おくれとなる時期もそう遠い先の話ではない。

オリバー・ロッジの言葉を借りれば“死は楽しく待ち望むべき冒険”なのである。

死後には明るく生き生きとした次の世界が待ちうけている。

この世よりはるかに自由で闊達で美しい世界への旅立ちをなぜ恐れる必要があろうか。

そう知った時から、その人の人生にコペルニクス的転換が生じる。

明日への心構えが変わり、今日の生き方が変わる。

将来を、さらには死をも達観した上で、現在という時を大切に行きようとする考えが芽生えてくる。

スピリチュアリズムの効用はまさにそこにある。

そのスピリチュアリズムを紹介した書物はそれこそ枚挙にいとまがないが、歴史を辿りながらスピリチュアリズム関係のオーソドックスな名著や霊界通信を惜しみなく引用し、思想面まで詳しく説いたものは、本書の他にあまり類を見ない。



世界心霊宝典〈第4巻〉ジャック・ウェバーの霊現象 (1985年)

・目次

第一章 まえがき

第二章 霊媒ジャック・ウェバー

第三章 赤外線写真

第四章 トリックの防止措置

第五章 サンデーピクトリアル紙記者バーナード・グレイ氏のリポート

第六章 心霊評論家コリン・エバンズ氏の論評

第七章 デイリー・ミラー紙記者〝カサンドラ〟のリポート

第八章 上着の瞬間的脱着現象

第九章 物品引寄現象(アポーツ)

第十章 頭部の幽体写真

第十一章 霊媒の浮揚現象

第十二章 テーブルの浮揚現象

第十三章 メガホン現象

第十四章 アームとロッド

第十五章 ボイスボックス

第十六章 エクトプラズム

第十七章 物質化現象

第十八章 心霊紙の記事から

第十九章 出席者による危険行為

第二十章 背後霊以外の霊による妨害行為

第二一章 結論

第二二章 ウェバー氏の急死と〝帰還〟

第二三章 著者の自己紹介


・訳者あとがきより

ところで、読者の中にはなぜ心霊治療家のエドワーズ氏が分野のまったく異なるジャック・ウェバーという物理霊媒をこれほどまで熱心に実験の対象としたのか、疑問に思われる方がいるかも知れない。

実はその疑問に対する回答の中にこそ、エドワーズ氏が心血をそそいだ物理的心霊現象の真の意義が秘められているのである。

そこを理解していただかないことには、本書を読まれた意味も、エドワーズ氏が本書を書いた意味も失われることになる。

それは大きく二つに分けられる。

一つは人間の五感では捉えられない知的存在がいることを立証すること。

これは当然のことながら、その知的存在の生活する場、いわゆる死後の世界または霊界が存在することも意味する。

目にこそ見えないが、この宇宙のどこかに存在するわけである。

もう一つは、そのスピリットは人間の力量も想像もはるかに超えた驚異的な霊力を出すことが出来るということを示唆している。

死後の世界の存在も破天荒の事実であることに相違ないが、さきの疑問との関連において観るかぎりでは、この方がより重大な事実と言えるかも知れない。

そのパワーの中に“不治の病”をいとも簡単に治してしまう治療力も含まれているからである。


2017年7月24日月曜日

霊の存在や霊界について 10

レッドマンのこころ―「動物記」のシートンが集めた北米インディアンの魂の教え

・訳者あとがきより

著者が『動物記』のシートンその人であることを確認したのは、まったくの偶然である。

読書家の知人が、シートンの全集にThe Gospel of the Redmanなる署名があると教えてくれたのである。

どうやら、シートンというと『動物記』を連想させるほどその印象が強かったために、シートンが最後に行き着いた人生観が随所に見られる本書も、その存在の影が薄くなってしまったのであろう。

八十六歳で他界するその十年前に書かれた本書の「エピローグ」は、シートンの人生観の集約であるとみてよいと私は思うのであるが、そうした側面は、世間的にはあまり知られていないようである。


・目次

一章 レッドマンのこころ

二章 レッドマンの社会生活

三章 健康美あふれる生活

四章 預言者ワバシャは語る

五章 レッドマンの「古事記」

六章 レッドマンの「血」を死守せんとした英雄の系譜



これが死後の世界だ―開かれた来世 (潮文社リヴ)

・まえがきより

私は、かねがね、今まで自分が読んだ霊界通信を一冊にまとめてみたいと思っていたのであるが、その望みがようやく本書となって実現した。

引用したものには私なりの解説を加えてある。

全般的に観たかぎりでは、これで死後に関する一通りの知識は得られるのではないかと自負している。


・目次

第一章 霊界通信はどこまで信用できるか

第二章 死後の環境

第三章 霊魂の成長と進化

第四章 地上生活の目的と意義

第五章 霊界の仕事

第六章 地上的縁の行方

第七章 神の啓示

第八章 むすび



スピリチュアル・ストーリーズ―天使がくれたおくりもの

・訳者あとがきより

この童話には、死後の世界や霊界の話がよく出てきます。

それらは事実を述べたものであって、作り話ではありません。

二十一世紀になって急にスピリチュアルな世界に関心が寄せられるようになり、書店の精神世界のコーナーには、たくさんの本が置かれるようになりました。

ですが、霊の存在を当たり前の事実として扱っている童話は、おそらく本書が初めてではないかと思います。

そのため、訳してから出版にこぎつけるまでに、半世紀もの時間がかかってしまいました。


2017年7月21日金曜日

霊の存在や霊界について 9

心霊科学本格入門―スピリチュアリズムが人生を変える (ワニの選書)

・まえがきより

霊とか魂、あるいはそれをいっしょにした霊魂といった言葉は、古い文献ほど多く見かける。

それだけ、太古ほど死者の霊にまつわる思いが強く、それが風習やしきたりを生み、さらに時代の推移とともに変化しながら近年まで引き継がれてきた、ということのようである。

が、その概念も、十九世紀なかばからコペルニクス的転回をとげることになる。

心霊現象を科学的に究明するという、それまでには考えも及ばなかったことが、学者としてのメンツや権威の失墜を振り払った勇気ある学者によって、主として英国と米国で浩然と行われるようになった。

そしてそこから導きだされた結論は、人間は死んで霊となるのではなく、人間はもともと霊的存在であり、それが今こうして肉体に宿って生活を営んでいるにすぎない。

したがって、肉体の死後にも霊的自我が生き続けるのはごく当たり前の自然現象である、というものだった。

そして、そこからスピリチュアリズム思想が発生してきた。

(中略)

本書で私は、そうした研究の成果と体験をふまえて、“霊”とは何かという命題にスピリチュアリズムの立場から具体的な解答を出すと同時に、それが地上人生の生き方にいかなる示唆を与えているか、この現実界とはどういう関連性があるのか、といった問題にも言及してみたいと思っている。



スピリチュアリズムと宇宙哲学―人間はいずこより来りて、いずこへ行くのか

・まえがきより

さて、いまの私の書架を見ると、その大学時代に読んだものやその後取り寄せたものを含めて、ほぼ百五十冊ばかりが並んでおり、そのうちのほぼ五十冊ばかりは私自身による訳書である。

残りの百冊ばかりも貴重なものばかりであるが、内容的にみて日本人には受け入れられそうにないものや、ページ数が多すぎたり少なすぎたりして出版してもらえそうにないものである。

しかし、そういうものを毎日のように目にしていると、このままではいけない_何らかの形で出さなくては、という思いが去来する。

そこで思い付いたのが、それらを総合的にまとめることである。

これ一冊あれば全てが分かる、と言えるようなものを作ることである。

それが本書である。


・目次

第一章 人間の本質と死後の世界

第二章 人体の見えざるメカニズム

第三章 霊性開発のための食養生と精神修養

第四章 天変地異と人間の運命_「運命」についての自伝的私論


2017年7月17日月曜日

霊の存在や霊界について 8

日本人の心のふるさと“かんながら ”と近代の霊魂学“スピリチュアリズム”

・まえがき より

十九世紀半ばに米国で勃興し、二十世紀初頭に英国で飛躍的な発展を遂げ、二十世紀半ば

に日本に移入されて、今、新ミレニアムの人生指針として静かな注目を集めている人生思

想に『スピリチュアリズム』というのがある。

人間の個性の死後存続を大前提とした生命哲学で、私は十八歳の時にこの思想に出会って

以来、古稀を目前にした今日までのほぼ半世紀にわたって関わり続けてきた。

その間に翻訳した英米の関係書はほぼ五十冊、自著ならびに編著は十冊を超えるが、それ

ほど西洋の著作に関わってきた私が次第に目覚めてきたのが、日本人の心の原点ともいう

べき『かんながら』、すなわち感じが輸入されて以来『神道』と呼ばれるようになった霊

的思想と、その物的表象としての『神社』のすばらしさである。

「他」を知ることによって「自」に目覚めたということであろうか。


・目次

序章 日本人および日本文化の源流

第一章 《かんながら》の思想の真髄

第二章 浅野和三郎の『龍神遠祖説』

第三章 《かんながら》の表象としての神社

第四章 《かんながら》の歴史的変遷

第五章 日本人の脳の特殊性と言霊

第六章 死後の世界観を塗り変えたスピリチュアリズム

第七章 「現代の啓示」の受信者たち

第八章 人間の霊的構成と死後の階層

第九章 日本的な、あまりに日本的な霊現象

第十章 稀代の霊的治療家ハリー・エドワーズ

第十一章 スピリチュアルな旅としての人生



「あの世」からの現地報告(三部作) 〈その1〉死後の世界も自然界である―付:ウィリアム・ティンダル 新約聖書を英語に翻訳 して火刑に処せられた男

・本書について(近藤)

著者であり受信者であるアンソニー・ボージャには、本書(一九八六年)のほかに二冊の

著作がある。

いずれも死後の世界ないしは死後の生活を扱ったもので、第一作の Life In The World

Unseen が一九五四年に、その続編の More About the Life In The World Unseen が二年

後の一九五六年に出版されている。

二冊ともボージャ氏が他界した親友(複数)から届けられた霊界通信で、とくに英国内で

大きな反響を呼んだ。

「通信はもうないのか」という読者からの要望に応えて書き下ろしたのが本書で、前二著

を基礎にして死後の世界をわかりやすく解説したものである。


・目次

第1章 死の直後の様子

第2章 死後の界層 本格的な人生は死後から始まる

第3章 死後の世界も自然界の一部


2017年7月13日木曜日

妖精について

妖精物語―実在する妖精世界 (TEN BOOKS)

・イギリスのコティングリー渓谷で、2人の少女が妖精を写真に撮ったというできごとをコナン・ドイルが検証したものです。



妖精世界―霊視した妖精の姿 (Ten books)

・著者ホドソンが霊視した妖精が、出会った時、場所、妖精の仕草、表情、情景など細微に記録された本です。


・まえがき(C・W・リードビーター)より

ホドソン氏は、霊視能力のある人でさえ努力を重ねてやっと発揮する精霊観察能力を、生まれつきもっておられる、大変恵まれた方である。

この種の能力がもっと一般的なものとなる日が一日も早く到来してくれることを祈りたい。

その段階まで進化すれば、人類は紙の計画を今よりはるかに深く理解し、それとともに、神の意志にのっとった、もっと賢明な生き方を悟っていくことであろう。

本書に収められた記録は、生命活動に関する人類の概念を大きく広げ、無数の界層で展開している素晴らしい、華麗な生命現象の存在を明るみに出し、その中にあって地上的生命はほんの一かけらにすぎないことを教えてくれる。

しかし、その地上世界も、今こうして、霊視能力という超能力によって明るく照らし出されつつあるのである。



妖精(フェアリー)―妖精写真は物語る (TEN BOOKS)

・本文より

第一部はコッティングレー渓谷で奇跡的に撮れた五枚の写真に関する私の調査結果の報告という形になったが、その後私は二年から三年の歳月をかけて、そうした自然霊たちがこの地上の生命活動の中でどういう役割を果たしているのか、またわれわれ人間世界と、どこでどうつながっているのか、といった点についての調査・研究をしてみた。


2017年7月12日水曜日

心霊治療に関する本 2

迷える霊(スピリット)との対話―スピリチュアル・カウンセリングによる精神病治療の30年

・訳者あとがきより

本書は、米国の精神科医カール・ウィックランド博士が、異常行動で医学の手に負えなくなった患者を、特殊な方法で治療すべく悪戦苦闘した、30余年にわたる記録の全訳である。

その特殊な方法とは、心霊研究の分野で“招霊実験”と呼ばれているもので、異常行動の原因は死者のスピリットの憑依であるとの認識のもとに、その患者に、博士が考案した特殊な静電気装置で電流を通じる。

すると、その電気ショックがスピリットにとってはまるでカミナリに当たったような反応を生じ、いたたまれなくなったスピリットが患者から離れる。

それをマーシーバンドと名のる背後霊団が取り押さえて霊媒に乗り移らせる。

乗り移ったスピリットは大半がその事実に気づかずに、霊媒の目・耳・口を自分のものと思い込んで使用し、地上時代と同じ状態で博士との対話を交わすことになる。

その問答を通じてスピリットは、現在の本当の身の上を自覚して患者から離れていく、という趣向である。



背後霊の不思議―あなたの運勢を開く

・まえがきより

かく言う私は一介の心霊治療家である。

一日におよそ二十人から三十人の患者を治療しているが、その九十九パーセントまでが医学的に“不治”とされている人たちである。

歩けない人、ものが言えない人など、医学から見放された人が私のもとに来ては杖を置いて帰り、「ありがとう」という言葉が言えるようになって帰っていく。

そうした人たちからの感謝の手紙を週に何十通も受け取っている。

そうした治療家としての体験を通して、私は人間および人生について普通では学べないものを数多く学んだ。

いわば患者が私に教えてくれたわけである。

病気になる人には病気になるような一つの型がある。

その型にはまらないようにさえすれば病気は避けられる。

また過去のそうした誤った型から脱して首尾よく健康を回復した人は、単に健康だけでなく、必ずそれ以外の何物かをも獲得してくれる。

すなわち人生に落ち着きと自信を取り戻し、現代生活の複雑さに耐えていきるだけの抵抗力といったものを身につけてくれる。

こうして、心身の病を治療できる私が、それを未然にふせぐ方法を知っていても不思議はないであろう。

私は本書で、自信をもってそれを説いている。

病気に代わって健康を与え、無知に代わって知識を授け、それを基礎として快適で生き甲斐のある人生を築いてもらうべく、いろいろな角度から説いた。


2017年7月8日土曜日

霊の存在や霊界について 7

心霊と進化と―奇跡と近代スピリチュアリズム

・訳者あとがきより

原著者のウォーレス Alfred Russsel Wallace については改めて紹介するまでもない。

ダーウィンと並んで自然淘汰説を進化論に取り入れた博物学者としてその名を知られているが、ごく最近になってこの自然淘汰説は実はウォーレスの方がオリジナリティをもつものであったことが明らかにされた。(アーノルド・ブラックマン「ダーウィンに消された男」朝日新聞社刊)

しかしそれ以上に知られていない事実、というよりはむしろ偏見をもって誤解されている事実に、ウォーレスのスピリチュアリズム研究がある。

目に見えぬ知的エネルギーの存在を単なる好奇心や俗趣味からでなく、人生哲学と専門の根幹として真剣に調査研究したその成果をまとめたのが本書である。


・まえがきより

初めて心霊現象の話を耳にした時も、唯物論で埋め尽くされた私の思想耕造の中には、霊とか神といった物質以外の存在を認める余地はまるで無かったといってよい。

が、事実というものは頑固である、どうしようもないものである。

知人宅で起きた原因不明の小さな心霊現象がきっかけとなって生来の真理探求心が頭をもたげ、どうしても研究してみずにはいられなくなった。

そして、研究すればするほど現象の実在を確信すると同時に、その現象の種類も多岐にわたることもわかり、その示唆するところが近代科学の教えることや近代哲学が思索しているものからますます遠ざかっていくことを知ったのである。

私は事実という名の鉄槌に打ちのめされてしまった。

その霊的解釈を受け入れるか否かの問題より前に、まずそうした現象の存在を事実として認めざるを得なかった。

前に述べたように当時の私の思想耕造の中には“そうしたものの存在を認める余地はまるで無かった”のであるが、次第にその“余地”ができてきた。

それは決して先入観や神学上の信仰による偏見からではない。

事実を一つ一つ積み重ねていくという絶え間ない努力の結果であり、それよりほかに方法が無かったのである。



古武士霊は語る―実録・幽顕問答より

私は最初書店で題名を見て『こんな本があるからだめなんだよな。』と思ってしまいました。

武士のお化けが登場する、恐怖を煽るようなオカルト本の類だと思い、霊的な知識の妨げとなるような本だと思ったのです。

で、著者名を見て『え!?』と驚いてしまいました。

そこで、手にとって中身を確認して買い求めた次第です。

内容は、無念の割腹自殺を遂げた加賀の武士が、積年の願いを遂げるためにある家の若主人に憑依して出現した事実を、それに関わった人が記録として残したものを、丁寧に解説したものです。



私の霊界紀行―驚異の幽体離脱体験記

・訳者まえがきより

スカルソープ氏は地味な霊能者である。

経験年数からいうとすでに30年近くになるが、派手な活動をせず、著書も他に本書の続編が1冊あるだけで、コツコツと体験を積み重ねながら、つねに修養を第一に心がけている真摯な学徒という印象をうける。

本当はすべての霊能者がそうあらねばならないのである。

ところが、これは世界どの国の霊能者にも言えることであるが、霊能が出はじめると何となく偉くなったような錯覚を抱き、まわりの者にもてはやされるとその錯覚を一段とエスカレートさせ、ご大層なことを言い出し、法外な金銭を取りだす霊能者が多すぎるのである。

そうした中でスカルソープ氏は初心を忘れないきわめて貴重な存在であり、そうした性格や生活信条は本書の随所に表れている。

私がぜひとも本書を翻訳して紹介したいと思った理由もそこにある。


2017年7月6日木曜日

心霊治療に関する本

霊体手術の奇跡―霊医ウィリアム・ラング

・まえがきより

つまり私が入神すると、その私の肉体をウィリアム・ラングという1037年にこの世を去った外科医が占領し、自分の肉体同然に駆使して患者の手術に当たるのである。

手術といっても肉体に手術するのではない、患者の「霊体」に手術するのである。

その間私は無意識のままである。

その意味では私はきわめて消極的な協力者にすぎない。

が、私がいなくてはラング霊も治療ができない。

その上、普段の私にはもう一つの大切な仕事がある。

すなわち世界各地から寄せられる申込みの手紙や治療後の経過報告に目を通し、しかるべき処置をとらねばならない。

そうした仕事の具体的な内容については第三章でくわしく述べるつもりである。



私は霊力の証を見た―奇跡の心霊治療

・あとがきに代えて より(訳者)

心霊治療に関する最も新しい本にD・ハーベイの「癒す力_心霊治療とその実体験」というのがある。

古代からげんだいまでの奇跡的治癒の事実を細かく分析・検討した力作であるが、その「序論」の冒頭を飾っているのが本書の著者モーリス・テスター氏の体験である。

この事実からも、奇蹟的治癒の体験後、自らが治療家となったテスター氏は西洋でも極めて異色の存在であることが窺える。

第一章を読まれてこの劇的な体験に感激された方が多いのではなかろうか。

まさに奇蹟と呼ぶに相応しい。

私も訳しながら思わず涙のにじむのを感じたほどである。



現代人の処方箋―心霊学に学ぶ

・序より

テスター氏は、本書の中で現代人の身体的病気や精神的ないし感情的な行き詰まりの原因となっている“心の姿勢”を正すための指針を、心霊治療家としての豊富な経験にもとづいて述べている。


2017年6月30日金曜日

ベールの彼方の生活

霊界通信 ベールの彼方の生活〈第1巻〉「天界の低地」篇
霊界通信 ベールの彼方の生活〈第2巻〉「天界の高地」篇
霊界通信 ベールの彼方の生活〈第3巻〉「天界の政庁」篇
霊界通信 ベールの彼方の生活〈第4巻〉「天界の大軍」篇

・近藤さんは「シルバーバーチの霊訓」「モーゼスの霊訓」そしてこの「ベールの彼方の生活」を英国三大霊訓と呼んでいます。


・訳者より

国教会の牧師であったオーエン氏は自動書記通信が実際にあることを認めるのに10年、その内容の真実性を得心するのに15年を費やしてようやく公表した。

が、その内容が伝統的キリスト教を否定するものであったために、国教会の長老から弾圧を受け撤回を迫られたが、その確信ゆえに断固として拒否し、ついに辞職の道を選び、余生をスピリチュアリズムの普及一筋に捧げた。


・まえがき(G・V・オーエン)

この霊界通信すなわち自動書記または(より正確に言えば)霊感書記によって綴られた通信は、形の上では4部に分かれているが、内容的には一貫性を有つものである。

いずれも、通信を送ってきた霊団が予め計画したものであることは明白である。

母と子という肉親関係が本通信を開始する絶好の通路となったことは疑う余地がない。

その点から考えて本通信が私の母と友人たちで構成された一団によって開始されていることはきわめて自然なことと言える。

それが一応軌道に乗った頃、新しくアストリエルと名告る霊が紹介された。

この霊はそれまでの通信者に比べて霊格が高く、同時に哲学的なところもあり、そういった面は用語の中にもはっきり表れている。

母の属する一団とこのアストリエル霊からの通信が第一巻「天界の低地」を構成している。

この言わば試験的通信が終わると、私の通信はザブディエルと名告る私の守護霊の手に預けられた。

母たちからの通信に較べると流石に高等である。

第二巻「天界の高地」は全部このザブディエル霊からの通信で占められている。

第三巻「天界の政庁」はリーダーと名告る霊とその霊団から送られたものである。

その後リーダー霊は通信を一手に引き受け、名前も改めてアーネルと名告るようになった。

その名のもので綴られたのが第四巻「天界の大軍」で、文字どおり本通信の圧巻である。

前三巻のいずれにも増して充実しており、結局前三巻はこの第四巻のための手馴らしであったとみても差し支えない。

内容的にみて本通信が第一部から順を追って読まれるべき性質のものであることは言うまでもない。

初めに出た事柄があとになって説明抜きで出てくる場合もすくなくないのである。


2017年6月26日月曜日

霊訓(Spirit Teachings)3

インペレーターの霊訓―続『霊訓』


・訳者まえがきより

本書は英米をはじめとする西洋各国で“スピリチュアリズムのバイブル”と呼ばれて百年以上もロングセラーを続けている『霊訓』の続編である。

(中略)

さて、この続編はモーゼスの死後、恩師である医師のスピーア博士の夫人が、博士宅で催された交霊会の筆記録の中から、ぜひとも公表すべきであると思われるものを選んで心霊誌Lightに掲載し、それにモーゼス自身が同じ心霊誌に発表していた記事の中から参考になるものを精選して、それといっしょに一冊にまとめたものである。


・本文より

われわれは人間に対して、自分をおいて他にいかなる救い主も説きません。

胸をえぐられる思いの後悔の念と深甚なる償い_罪の結果はそれしかありません。

悪いと知りつつ犯した罪が生み出すその結果から逃れられる者はいません。

誰一人いません。

お慈悲を求めていかに大げさに泣き叫んでみても、それだけで即座に神の御前に侍らせていただけるようなことは断じてありません。

また底無しの地獄絵図など、われわれは説きません。

肉体的に、精神的に、そして霊的に、地上の人間としての義務を果たすことによって徐々に幸せに、少しずつ神らしく成長していきます。

2017年6月25日日曜日

霊訓(Spirit Teachings)2

世界心霊宝典〈第1巻〉霊訓 (1985年)(国書刊行会)
 
コスモ・テン・パブリケーションのものと内容は同じですが、近藤さんは『あとがき』にこう記しています。


・あとがきより

今こうして上梓するに当たり、その名誉をよろこぶと同時に、こうした訳し方でよかっただろうかという一抹の不安と不満禁じ得ない。

もっと平易な現代語に訳すことも出来たであろう。

訳者も当初それを試みてはみた。

が原典のもつあの荘重な雰囲気を出すには現代語では無理と判断し、結果的にこうした形に落ち着いた。

この最大の要因は、この霊界通信が単なる霊的知識の伝授ではなく、霊媒のモーゼスと指導霊イムペレーターとの壮絶とも言うべき知的並びに人間的葛藤の物語であり、そこに両者の個性がむき出しになっている点にある。

そこにこそ本霊界通信の、他に類を見ない最大の魅力があり、その生々しさを表現するには文体を操るしかないと判断したのである。


---

ということで、コスモ・テン・パブリケーション発行のものと比べて、文語調のかたい文体となっています。


・本文より

一人の向上心に燃える魂の熱望に応えて授けられたるものを当人は万人に等しく分け与えられるべきものと思い込む。

そこで宝石が小箱より取り出され、一般に披露される。

ユリの花が切り取られて人前に飾られる。

とたんに純粋さが失われ、生気が半減し、萎縮し、そして枯死する。

彼にとってあれほど美しく愛らしく思えた真理が忙しなき生存競争の熱気と埃の中で敢えなく新鮮味を失いゆくのを見て驚く。

己の隠れ処においてはあれほど純にして真なるものが、世に喧伝されると見る間に精彩を失い、場違いの感じを受けることに驚異を覚える。

彼がもし賢明であればこう悟る_ヘルモンの露は魂の静寂と孤独の中でこそ純化されるものであること、花は夜の暗闇の中でこそ花弁を開き、真昼の光の中では萎むものであること、即ち至聖にして至純なる真理は霊感によりて魂より魂へと密かに伝達されるものであり、声高らかに世に喧伝さるべきものではない、と。


※ヘルモン(Mount Hermon):シリアとレバノンの間に位置する山脈の最高峰。


2017年6月24日土曜日

霊訓(Spirit Teachings)

インペレーターと名のる紀元前五世紀の霊が、英国の牧師だったモーゼスの腕を借りて(自動書記と呼ばれる方法)、キリスト教の間違いを指摘しながら十年間にわたって霊的教訓をつづったものです。

自分の腕を使って、自分の信仰とまっ向から対立する思想をつづる目に見えない存在を相手に、熾烈にして壮絶な論争を延々十年にもわたって続けています。


「モーゼスの霊訓(上)」(コスモ・テン・パブリケーション)
「モーゼスの霊訓(中)」(コスモ・テン・パブリケーション)
モーゼスの「霊訓」〈下〉 (TEN BOOKS)(コスモ・テン・パブリケーション)

※絶版のようです。


・本文(上)より

人間は霊界へ来たからとて、地上時代といささかも変わるものではありません。

その好み、その偏執、その習性、その嫌悪感をそのまま携えてくるのです。

変わるのは肉体を棄てたということだけです。

低俗な趣味と不純な習性をもつ魂が、肉体を棄てたくらいでその本性が変わるはずはありません。

それは、誠実にして純真な向上心に燃える魂が、死と同時に俗悪な魂に一変することが有りえないのと同じです。

そなたがそれくらいのことを知らずにいることこそ、われわれにとっては驚異です。

考えてもみられよ。

純粋にして高潔な魂が、視界から消えるとともに一気に堕落することが想像できるであろうか。

しかるに、あなたがたキリスト者は、神を憎み、善に背を向け、肉欲に溺れた罪深い魂も、懺悔一つで清められた天国へ召されると説かれる。

前者が有りえないごとく後者も絶対にあり得ません。

魂の成長は一日一日、一刻一刻の歩みによって築かれるのです。

すぐに剥げ落ちる上塗りではないのです。

魂の本性に織り込まれ、切り離そうにも切り離せない一部となりきること、それが向上であり成長というものです。


2017年6月22日木曜日

シルバーバーチの霊訓 その10

シルバーバーチのスピリチュアル・メッセージ―真実の愛であなたが変わる(ハート出版)

「シルバーバーチ不滅の真理」を改題したものです。



シルバーバーチは語る―崇高な存在からのスピリチュアル・メッセージ (CDブック)(ハート出版)

シルバーバーチの交霊会の様子を収めた、現存する唯一の音源を英文と日本語対訳にて完全収録し、CD化したものです。



シルバーバーチのスピリチュアルな生き方Q&A―崇高な存在との対話(ハート出版)

すでに霊言集として発行されているもののなかから、交霊会の出席者からの質問にシルバーバーチが答えたものばかりをを編集したものである。


・訳者あとがきより

本書の原書を手にしたときは、日本語版にあるものばかりなのだから、あえて訳す必要はないと考えていたのであるが、『勉強会』を進めていくうちに、こういう問答形式のテキストも使い勝手がよい、むしろそのほうが効用が大きいように思えてきた。


2017年5月3日水曜日

シルバーバーチの霊訓 その9

新装版 シルバーバーチ 今日のことば(ハート出版) 


・あとがき より(近藤千雄)

、、、さらにこのたび、その中から名言を拾い出して、どこへでも持ち歩ける携帯版にまとめるという企画がここに実現した。

くめども尽きない含蓄あるシルバーバーチの訓(おし)えを心のよりどころとされる読者が一人でも多くなることを祈りながら、小著を上梓する次第である。



シルバーバーチのスピリチュアルな法則―宇宙と生命のメカニズム(ハート出版)
著者:フランク・ニューマン


・序 より(ヴァーノン・ムーア)

ニューマン氏は、れっきとした物理学者です。

モーリス・バーバネルが霊媒をつとめる交霊会に出現した“シルバーバーチ”と名のる聡明な指導霊からのメッセージとの出会いによって、それまで抱いていたさまざまな問題 ー 人生の疑問だけでなく専門の物理学の原理まで ー を理解する上でのヒントを得たといいます。

かく言う私は、実は、そのシルバーバーチの交霊会に四十年から五十年ばかり出席したレギュラー・メンバーの一人でした。

「四十年から五十年」という言い方は変ですが、シルバーバーチの霊言と出会った頃の私は英国国教会の牧師で、交霊会に出席した時はまだその説くところが容易には信じられず、何度も議論し、疑問点を質し、悩み苦しみ、出席したりしなかったりしたあげくに、ついに得心して牧師職を辞しました。

その迷いの期間が十年ばかりあったということです。

シルバーバーチは、自分の説くことは絶対に間違っていないとは言っておりません。

真理を述べるに際しては独断(ドグマ)を一方的に押しつけることを嫌います。

ドグマとは理性の介入を許さない説のことだから、というのがその理由です。

そして自分の説くことを理性の光に照らして判断し、納得がいかなければ拒否し得心がいけば受け入れる ー それでよろしい、と言うのです。

半世紀にわたって交霊会に出席してきた私は、真剣に道を求める魂を得心させないようなことは、シルバーバーチは決して語っていないことを断言します。

・目次

第一章:自分とは何か

第二章:人間の本質・宇宙の本質

第三章:オーラを読む

第四章:魂の進化

第五章:死ぬことの意味

第六章:完全なる因果律

第七章:波動を高める

第八章:失われた進化論

第九章:摂理と調和

第十章:無限に続く真理への道




2017年4月21日金曜日

シルバーバーチの霊訓 その8

シルバーバーチの祈り―祈りの先にあるもの(潮文社)

シルバーバーチの祈りだけを集めたものです。

横書きで大きな文字で、読みやすくされています。


・本文より(一部抜粋)

神よ、あなたは法則です。

叡智です。

愛です。

知識です。

インスピレーションです。

私たちがあなたを賛美するのは、あなたが全生命の大中心であらせられるからにほかなりません。

あなたあっての生命であり、あなたなくして生命は存在しません。

あなたは全生命にみなぎり、あなたの法則が全存在を支え、全存在を包摂しております。

あなたは私たち人類のすべてに、あなたの神性の一部を賦与され、それが地上の人類のすべてをあなたと結びつけております。

それゆえに、ああ神よ、私たちは決して生まれながらにして罪深き存在などではなく、それゆえの恐れから膝を折って、あなたに阿ることはいたしません。

私たちはあなたの一部であり、同時にあなたは私たちの一部であるとの認識のもとに、浩然の気概をもって、祈ります。


シルバーバーチに最敬礼―霊言集を完訳した今、「謎」と「なぜ?」を取っておきの資料と文献で検証する。(コスモス・ライブラリー)
 
シルバーバーチに関する「なぜ?」を、筆者が資料をもとに考察した本です。


・目次 

第1部 交霊会にまつわる「謎」と「なぜ?」

第2部 なぜキリスト教を諸悪の根源のように言うのか?

第3部 資料・文献集
 ① モーリス・バーバネル著:遺稿「シルバーバーチと私」
 ② フレデリック・マイヤース著:「死の真相」「永遠の大道」より
 ③ ジョン・レナード著:「死の現象とその過程 スピリチュアリズムの神髄」より
(以下略)


2017年4月17日月曜日

シルバーバーチの霊訓 その7

トニー・オーツセン氏が編纂した最後のシリーズです。

 

古代霊シルバーバーチ不滅の真理―スピ リチュアリズム珠玉の名編(ハート出版)


目次

一章 人生でいちばん大切なこと

二章 死は第二の人生の始まり

三章 死後はどうなるのか

四章 霊媒とは何か

五章 霊力の働き

六章 霊界の審議会

七章 国家の指導者と自由意思

八章 新しい世界秩序の構築

九章 宇宙創造の目的

十章 各界ののゲストを招いて

十一章 霊力とは? 神とは?

十二章 さまざまな質問



古代霊シルバーバーチ新たなる啓示―ス ピリチュアリズム珠玉の名編〈その2〉(ハート出版)


・本文 より

遭遇する問題の1つひとつを、あなたへの挑戦と受け止めないといけません。

障害の1つひとつが挑戦なのです。

ハンディキャップの1つひとつが挑戦なのです。

地上生活では挑戦すべき課題が次から次へと絶え間なく生じます。

しかし、いかに強烈でも、いかに強大でも、あなたの進化を妨げるほどのものは絶対に生じ

ません。

大切なのは、そのれどう対処するか - その心の姿勢です。

自分の霊性の発達にとって、どういう体験が大切であるかの判断は、あなた方自身にはでき

ません。

大きな全体像の中のごく限られた一部しか目に入らないために、あなた方自身が下す判断は

どうしても歪められたものとなります。

ですから、体験の価値をうんぬんしていないで、とにかくそれを克服していくのです。

きっと克服できます。

克服するごとに霊性が強化されていきます。

身体は不完全であり、弱さをもっております。

あまりのストレスに負けて、体調を崩すことがあるかも知れません。

しかし、あなた方に宿る霊性は大霊の一部なのです。

霊は、潜在的には完ぺきです。

すべてを克服していく資質を秘めております。

その認識のもとに対処すれば、きっと克服できます。

このことを語気を強めて申し上げるのは、それが私たちの教えの中枢だからです。


目次

一章 組織と綱領

二章 聖職者の使命

三章 強健なる魂が選ぶ道

四章 読者からの質問に答える

五章 愛は死を超えて

六章 霊能養成会と青年心霊グループの代表を迎えて



古代霊シルバーバーチ最後の啓示 (スピ リチュアリズム珠玉の名編)(ハート出版)


・本文 より

もしもあなたが死の恐怖におびえそうになった時は、自分の存在の始原、すなわち大霊の分霊であることを思い起こし、この全大宇宙を創造したエネルギーと同じものが自分にも宿っていることの意味を熟考するのです。

そこから勇気を得て、壮大の気宇を抱くことです。

下を向いてはいけません。

上を見るのです。

そして、援助は自分の内部と外部の双方から得られることを知ってください。

あなたを愛する人々、そしてあなたの心臓の鼓動や呼吸と同じくらい身近にいて世話を焼いてくれている人々が、あなたを見放すはずがないとの信念に燃えてください。

内的な平安と静寂、自信と決意、そして、すべては大霊が良きに計らってくださるとの悟りは、そうした認識の中においてこそ得られるのです。

もとより、私の申し上げていることがそう簡単に実行できるものでないことは私自身も先刻承知しております。

が、霊的なことの成就が容易であろうはずがないのです。

何度も申し上げておりますように、霊的意識が目覚めるのは、安楽な条件の中ではなく、難題と辛苦の中においてです。

だからこそ一段と強化され、内部の霊性がますます発揮されることになるのです。

それが人生の目的そのものなのです。

ラクなことばかりで何の苦労もなく、トゲのないバラの花に囲まれての生活では、成長は得られません。

発達はしません。

霊性は開発されません。

これは大霊が定めた埋め合わせの原理の一環なのです。

いつの日かあなたは、その時はイヤで仕方がなかった体験を振り返り、それらが実際はあなたの霊的進化を促す貴重な手段であったことを知って、感謝なさる日が来ることでしょう。

2017年4月16日日曜日

霊の存在や霊界について 6

人生は霊的巡礼の旅―スピリチュアリズムの死生観(ハート出版)

新装版→人生は本当の自分を探すスピリチュアルな旅」


近藤千雄さんが自身の体験・経験を紹介しながら、心霊現象やスピリチュアリズムというものを説明してくれています。


・付記 より

<ハイズビル事件(スピリチュアリズムの発端となったできごと)について>

その現象が起きた1848年当時のフォックス家は、バッファローをはさんで、リリーデールとは反対方向に車で1時間半ほど行ったところにあるロチェスター市の郊外に住んでいた。

不思議なことに、2人の娘ケートとマーガレットのいる時にかぎって家の中で原因不明の音がする。

たとえば、きちんと閉めたはずのドアがひとりでに開くので、父親が側で待ち構えていて思い切って開けてみても、そこには誰もいない。

怖がった娘が両親の寝室へ来ていっしょに寝ようとすると、そのベッドごと天井高く持ち上げられたりした。

そんなある日(1948年3月31日)妹のケートが変な音のする方向に向かって
「鬼さん、あたしのするようにしてごらん」
と言って手を叩いたところ、それと同じ回数だけ音が返ってきた。

そこでこんどは姉のマーガレットが
「じゃ、あたしのする通りにしてごらん」
と言って手を4つ叩くと、やはり4つ音が返ってきた。

その様子を見ていた母親が
「じゃ、あたしの子ども全員の1人1人の年齢を言ってごらん」
というと、今はもう他家に嫁いでいる長女をはじめとして、働きに出ている息子を含む6人の子どもの年齢を正確に当て、さらに少し間を置いて、いちばん下の3歳で他界している子どもの年齢まで当てた。

そこで母親は
「あなたは人間なの?」
と問うたところ、何の返事もない。

そこで
「もしも死んだ人間の霊だったら、2つ叩いてちょうだい」
というと、すぐさま2つ音がした。

その方法でどんどん聞き質していくうちに、その音の主は31歳の男性で、地上時代は行商人をしていて、その家の前の主人に殺されて金を奪われ、死体はその家の地下室に埋められたという、ショッキングなストーリーができあがってしまった。

事実、その後の発掘調査で、男性の白骨死体が出てきた。

その事実は一般紙の“ボストン・ジャーナル”でも報道されたほどで、母親はショックで1週間で髪がまっ白になっている。

洋の東西を問わず、霊騒動とか幽霊話というのは昔からあった。

それがすべて一時的な“話題”で終わってそのうち消えていったのと違って、この騒ぎがスピリチュアリズムの発端とされるに至ったのは、その怪奇性もさることながら、それより重大なことは、米国はもとよりヨーロッパの科学者、法律家、裁判官といった、もともとそういうものに無関心であるはずの人々が関心をもち、直接フォックス家を訪ねてきたり、ケートやマーガレットを実験研究の対象として、本格的に取り組んだことである。

とくに英国の物理化学者ウイリアム・クルックス博士、フランスのノーベル生理学賞受賞者シャルル・リシェ博士といった世界的な科学者による本格的な研究が、スピリチュアリズムに“科学性”を持たせることになった。


目次

一章 ほんとうの“自分”を求めて

二章 自我の中枢が“脳”でないことを物語る実話

三章 心霊現象とは何か、そして何のために演出されるのか

四章 スピリチュアリズムとは何か

五章 スピリチュアリズム思想の四大原理

六章 霊媒の種類とその功績

七章 森羅万象は霊力の顕現



霊的人類史は夜明けを迎える―スピリチュアリズム誕生の系譜 霊と深く関わっている人類の歴史―。(ハート出版)

・まえがき より

本書で私はスピリチュアリズムの淵源を遠く三千有余年もさかのぼり、歴史的現実に即しながら、今日の人類が抱える問題を見つめ直してみたいと思う。


目次

序論 暗黒時代はまだ終わっていない

第一部 霊性の“昼”の時代

 第一章 神霊の実在を意識した古代人の生活

 第二章 高級霊の地上への降誕

 第三章 地上時代のイエス

 第四章 イエスは十字架上で死んでいなかった?

 第五章 霊界へ戻ってからのイエス

第二部 霊性の“夜”の時代

 第一章 キリスト教徒への迫害

 第二章 ローマ帝国とキリスト教

 第三章 人類の狂気 - 異端審問と魔女裁判

第三部 霊性の“夜明け前”

 第一章 スピリチュアリズムの予兆

 第二章 スピリチュアリズムの勃興

 第三章 既成宗教とスピリチュアリズム


2017年4月14日金曜日

霊の存在や霊界について 5

ブルーアイランド―スピリチュアリズムが明かす死後の世界(ハート出版)


豪華客船タイタニック号とともに北大西洋に沈んだ評論家、ウィリアム・ステッドが、「死後の世界は明るく美しいブルーの国だ…」と現地報告してきた。

その事実を綴った記録です。


目次

一章 タイタニック号の沈没直後

二章 ブルーアイランドに到着

三章 ブルーアイランドの建造物

四章 ブルーアイランドの生活

五章 良心の声

六章 初めての地上界との交信

七章 思念の力

八章 霊界から要求したい条件

九章 自由と摂理

十章 予知現象の原理

十一章 実相の世界

十二章 無限への旅の始まり

十三章 個人的存在の彼方へ


ペットは死後も生きている―スピリチュアリズムが明かす動物愛(ハート出版)

改訂版→ペットが死ぬとき―誰も教えなかった別れの意味(ハート出版)


人間と動物との霊的なつながり、動物の死後存続、死後における人間界との関係について、高級霊界通信もまじえて紹介しています。


・本文 より

私たち人間は死後も生き続ける - 肉体がなくなっても、個体性と自我意識と性格と記憶とを携えて、次の世界でも生活を続けるというのです。

そのことは、もはや一点の疑問の余地もないところまで立証されております。

オリバー・ロッジ、ウィリアム・クルックス、アルフレッド・ウォーレスといった世界の科学界を代表するといっても過言ではない大先輩によって、繰り返し確認されているのです。

本書はその証拠を改めて披露することが目的ではなく、その事実の持つ意味を動物との関わりにおいて論じること、、、。


2017年4月13日木曜日

霊の存在や霊界について 4

霊は実在する、しかし―真贋乱舞の中で(潮文社)

・まえがき(近藤千雄) より

スピリチュアリズムというのは一口に言えば霊的事象の背後にある原理・法則のことである。

それを道徳・科学・宗教、要するに人生全般に当てはめ、これまでの誤った認識を改めていくことを目的としている。

したがって、英米で生まれたものであっても、そのまま日本の心霊世界、広く言えば精神世界全般に当てはめられる性質のものである。


目次

一章 霊は実在する。しかし…

 (1)霊にも身体がある
 (2)霊にも仕事がある
 (3)霊もすべてを知っているわけではない

二章 地獄・極楽菜ある。しかし…

 (1)極楽は死後の“一次休憩所”
 (2)“永遠の地獄”は存在しない
 (3)暗黒界も神の支配下にある

三章 生まれ変わりはある。しかし…

 (1)輪廻転生説は単純すぎる
 (2)今の自分がそっくり再生するのではない

四章 心霊写真はある。しかし…

 (1)写っているのが霊そのものとはかぎらない
 (2)生者の心霊写真もある

五章 奇跡的治癒はある。しかし…

 (1)奇跡的と思える治癒にも法則がある
 (2)すべてが“霊”的に治っているわけではない

六章 霊能力はすばらしい。しかし…

 (1)霊能力があるから偉いわけではない
 (2)真の霊能者は宗派を作らない
 (3)模範とすべき霊覚者たち

七章 背後霊はどういうことをするのか…

 (1)守護霊の仕事
 (2)指導霊の仕事
 (3)支配霊の仕事

八章 スピリチュアリズムのすすめ

 (1)スピリチュアリズムは人類の歴史とともにあった
 (2)スピリチュアリズムは大自然の摂理そのものである
 (3)かんながらの思想は日本のスピリチュアリズム

2017年4月12日水曜日

霊の存在や霊界について 3

コナン・ドイルの心霊学(潮文社)

・序-知られざる、ドイルのスピリチュアリズム研究(近藤千雄) より

“シャーロック・ホームズ”シリーズの原作者であるコナン・ドイルが1882年に医学部(エジンバラ大学)を出たころは、米国で勃発したスピリチュアリズムの波が英国でも第一級の知識人を巻き込んで、一種の社会問題にまで発展し、その事実は当然ドイルの耳にも入っていた。

そして、ちょうど、『緋色の研究』を執筆中と思われるころに、ニューヨーク州の最高判事J・W・エドマンズの霊的体験記を読んでいる。

しかし、その時はまだまだ懐疑的で、それを詠みながら、人間界のドロドロとしたいがみ合いを毎日のように裁いている人はこんなものに興味をもってしまうものがと、むしろ哀れにさえ思ったという。

しかし、次から次へと出版されるスピリチュアリズム関係の書物の著者が、いずれも当時の第一級の知識人で世界的に名声を博している人たちであることを知るに及んで、もしかしたら頭がおかしいのは自分の方かも知れないと思いはじめ、そこからスピリチュアリズムへの取り組み方が変わっていった。

そして、間もなく、グリニッジ海軍学校の数学の教授でドイルが主治医をしていたドレスデン将軍の自宅での実験会に出席し、驚異的なアポーツ現象(外部からの物品引き寄せ)を目のあたりにして、深く考えさせられた。

それがきっかけとなって、知人のスピリチュアリズムに関心をもつ二人と自分の三人で、自宅で交霊会を催すようになった。

霊的原理を知らないままの、言わば手探りの状態で続けられたその交霊会で、ドイルは頭からバカにできない何かがあるという感触を得ながらも、どちらかというと失望・不審・不快の繰り返しを体験し、相変わらず懐疑的態度を崩しきれなかった。

本文でも述べていることだが、ドイルがのちに、異常現象をすぐに摩訶不思議に捉えてはいけない - あくまでも常識的な解釈を優先させ、それで解釈が不可能な時にのみ霊的に考えるべきである、という態度を強く打ち出すようになった背景には、そうした初期の苦い体験がある。

こうしてスピリチュアリズムに関心を寄せていく一方では、シャーロック・ホームズ・シリーズは売れに売れて、アーサー・コナン・ドイルの名は英国はもとより、世界中に広まっていった。

ドイルがその後もスピリチュアリズムへの関心を持ち続けて、最後には“スピリチュアリズムのパウロ”とまで言われるほど、この新しい霊的思想の普及のために太平洋と大西洋をまたにかけて講演旅行をするようになった最大の原因は、そうした推理作家としての人気を背景にして、著名霊媒その研究者たちと直接に接することができたからだった。

本書に収められた二編は、40年近いスピリチュアリズムとの関わり合いによって得た“死後の世界の実在”への揺るぎない確信をもとに、それが有する時代的意義と人類全体にとっての宗教的意義とを世に問うたものである。

2017年4月11日火曜日

霊の存在や霊界について 2

母と子の心霊教室―不思議な心の世界(潮文社)

“少年少女向けの心霊書”という趣旨で出版された本で、言葉づかいも子ども向けに書かれています。

大人が読みにくいということはないと思います。

著者は英国のパブリックスクールで校長先生を務めた方です。


・まえがき(近藤) より

最近たしかに心霊的なことが、テレビや雑誌などでさかんに報じられるようになりましたが、困ったことに、正しい霊的知識よりもまちがった心霊知識、あるいは危険な心霊知識の方が多いように思えるのです。

しかも、意外に多くの青少年が心霊的なものに関心があることもわかってきて、このままでは、日本の青少年がまちがった先入観を植えつけられてしまうのではないかと心配し、その正しい基礎知識を教えてくれるものとして、この本を出版する必要性を痛感したのです。


・目次

第一章 「人間」とはなんだろう

 1 真理を学ぼう
 2 いちばんむずかしい問題
 3 生きているものは変化する
 4 人間は三つの要素からできている
 5 「死」とはなんだろう
注釈:この世でうけた生命(いのち)はたいせつに-訳者

第二章 「エーテル界」とはどんなところだろう

 1 目覚め
 2 サマーランド
 3 エーテル界の学校
 4 デービス先生の心霊学園
 5 考えたことがそのまま実現する
 6 エーテル界の仕事
 7 ポチもミケもいる
 8 悪い人もいる
 9 自分がまいた種は自分が刈りとる
 10  エーテル界はすぐそばにある
 11 物体にはすきまがいっぱいある
 12 バイブレーションの話

第三章 「霊媒」とはなんだろう、そしてどんなことをするのだろう

 1 霊媒はエーテル界との連絡係
 2 交霊会とはなんだろう
 3 交霊会はこうして行われる
 4 霊視能力と霊聴能力
 
第四章 「背後霊」とはなんだろう、そしてどんなことをしてくれるのだろう

 1 見知らぬ国の探検物語
 2 幽霊も私たちのお友だち
 3 背後霊とはなんだろう
 4 私たちは霊といっしょに暮らしている

第五章 ホームサークル(家庭交霊会)では、どんなことが行われるのだろう

 1 著者の体験
 2 ブラウン・オウル霊の出現
 3 霊媒と支配霊
 4 霊能があるから偉いのではない
 5 なぜ赤い電灯を使うのだろう
 6 交霊会のおわり

第六章 心霊現象のいろいろ-その1- 

 1 著者の失敗
 2 記憶には三つの段階がある
 3 潜在意識のはたらき
 4 テレパシー現象
 5 霊言現象
 6 自動書記現象
 7 サイコメトリ現象

第七章 心霊現象のいろいろ-その2-

 1 心霊研究のはじまり
 2 不思議な物質エクトプラズム
 3 心霊実験会ではどんなことが起きるのだろう
 4 霊はエクトプラズムをどのように使うのだろう
 5 クルックス博士の実験
 6 ウォルター霊のくふう
 7 心霊写真とはどんなものだろう
 8 心霊現象はなぜたいせつなのだろう

第八章 心霊治療の話

 1 人間は自分で治す力をもっている
 2 オーラとは何だろう
 3 心霊治療にもいろいろある
 4 医学と心霊治療の協力が理想

第九章 スピリチュアリズムの教え

 1 心のもち方にも責任がある
 2 自分から出たものは自分にもどってくる
 3 言葉も行いも“心”がたいせつ
 4 お祈りも“まごころ”がたいせつ
 5 人類はみな神の子であり兄弟である

第十章 おしまいに

 1 心霊現象は大むかしからあった
 2 偉大な指導者はみな霊能者だった
 3 無知なほどこわいものはない
 4 最後のおねがい

付録 古代霊シルバーバーチ、子どもと語る

2017年4月4日火曜日

霊の存在や霊界について

霊界では、親和力の作用によって似たもの同士の関わり合いの生活となっているようです。

そこでは、イヤな思いをすることもなく、霊としての成長も滞りがちのため、物質界に誕生をして、魂の鍛錬をするのです。

まあ、簡単に言えば、ということで、本来は複雑な、人間では理解できないいろいろな理由があるようですが。


その人間界が、あまりにも物質的に片寄りすぎて、本来の霊的存在としての自覚を持てない世界になっていることを憂いた霊界側が、人間界に働きかけて、霊としての自覚を促そうという活動が盛んになったということです。

そこで、まず、霊の存在を示すために、いろいろな物理現象を表現します。

それを、19世紀の大科学者たちが真剣に実験・研究を重ねていき、霊の存在を実感することとなります。

その後、先に紹介したシルバーバーチなどが霊的存在としての人間が、どう生きるべきかを説いていくこととなったのです。


ということで、大雑把に説明しましたが、今回は、そうした霊や霊界の存在について、私が一番感銘を受けた本を紹介します。

それが、これが心霊(スピリチュアリズム)の世界だ(潮文社)です。


霊が物質化していく様子を写した連続写真や、異なる木質のリングが交叉した写真などが、とても説得力を持っています。

まあ、懐疑的な見方をすれば、いくらでもケチをつけることは出来るのでしょうが、、、。


・まえがき より

私は確固たる信念にもとづくスピリチュアリストである。

少なくとも私自身には死後の生命の存続が一点の疑念の余地もないまでに立証されているからである。

それは決して願望が生み出す手前勝手な信仰の産物ではない。

過去37年間にわたって私は驚異的な心霊現象を数多く見てきた。

そして究極的にはたった一つの結論しかないと判断した。

すなわち、肉体を棄ててあの世へ行った知的存在いわゆる霊魂によって惹き起こされているということである。

2017年4月1日土曜日

シルバーバーチの霊訓 その6

平成になってから刊行されたシルバーバーチのシリーズがあります。

前出の全12巻が終了したあとサイキックニューズ社のオーツセン氏が、自社に保存されていない霊言の記録を当時のメンバーないしはその遺族から提出してもらって編纂したものです。


シルバーバーチ 愛の摂理(TEN BOOKS)

・まえがき(近藤) より

シルバーバーチというのは今からほぼ3000年前、イエス・キリストより1000年も前にこの地上で生活したことのある霊ということ以外は、地上時代の姓名も地位も民族も国家もわかっておりません。

本人が明かさなかったのです。

せめて姓名だけでもとお願いしても、「それを知ってどうしようというのです?もしも歴史上の有名人だったら有り難がり、どこの馬の骨かわからない人物だったらサヨナラをなさるおつもりですか」といった皮肉っぽい返事が返ってくるばかりでした。


シルバーバーチ 愛の力」(TEN BOOKS)

・まえがき(編者) より

肉体の死が生命の終焉だと信じている人、最後の息を引き取った時、ローソクの火が消えるごとく生命の火が消えるのだと主張する人は、ほんとに気の毒というほかない。

この地上での寿命など、永遠の生命の流れの中ではホンの一瞬の間に過ぎないからである。


シルバーバーチ 愛の絆(TEN BOOKS)

・本文 より

睡眠の目的そのものは単純です。

身体は一種の機械です。

実にすばらしい機械で、地上のいかなる技術者にもこれほど見事な機械は作れませんが、機械である以上は休ませることが必要です。

そうしないと機能を維持することができません。

大切なのはその身体の休息中に、霊がその身体から脱け出て活動しているということです。

まさに、人間は毎晩死んでいるといってもいいのです。

わずかにシルバーコードによってつながってはいても、霊は完全に身体から脱け出ています。

そのコードは実に柔軟な性質をしていて、霊はその束縛なしに完全に肉体から解放されています。

その間におもむく先は、それぞれの霊的成長と進化の程度に似合った環境です。

が、それがどこであれ、そこでの体験は地上世界の時間と五感の範囲からはみ出したものばかりですから、脳という物的器官では認識できないのです。

シルバーコードが完全に切れて霊界の住民になってしまえば、そうした睡眠中の体験のすべてを思い出すことができるようになりますが、今は断片的にしか思い出せません。

霊界ではそれが通常となるわけです。

2017年3月29日水曜日

シルバーバーチの霊訓 その5

<近藤さんの本の紹介>


シルバーバーチの霊訓〈10〉(潮文社)

・本文 より

質問:自殺をすることまで計画されていることがるというのは本当でしょうか。

「とんでもありません!計画というのは母胎に宿る以前に霊自身によって立てられるのです。」

質問:自殺行為によって学べる教訓は何一つ無いということでしょうか。

「あるわけがありません!生命は宇宙の大霊が授けるのです。それを縮める権利は人間にはありません。」


シルバーバーチの霊訓〈11〉(潮文社)

・本文 より

私がいつも強調していること - むろん聞く耳を持つ人に対してのことですが - 物的なものは実在の投影もしくは殻にすぎないということです。

物質は霊によって活力を与えられているからこそ存在しているのです。

霊が正常であれば、つまり霊と精神と身体とが調和して機能しているかぎり、物的生活に必要なものは必ず手に入ります。


シルバーバーチの霊訓〈12〉」(潮文社)

・本文 より

あなたの行為、あなたの活動、あなたの思念、要するにあなたの生活そのものがあなたという実在を形成していくのです。

その実在は肉眼では見えませんが、“死”の過程をへて肉体と永遠に訣別した瞬間から、それがまる裸にされます。

それ以上に立派に見せることもできませんし、それ以下に惨めに見られることもありません。

地上生活によって形成された性格をそっくりたずさえて行くのです。

平凡な日常生活の中で培われた霊的資質こそあなたの永遠の財産となるのです。


古代霊は語る―シルバー・バーチの霊訓より(潮文社)

・はじめに(近藤千雄):霊言集をないまぜにしながら、平たく分かり易く説いていく形で進めたいと考えます。

・本文 より

質問:地上の人間にとって完璧な生活を送ることは可能か否か、すべての人間を愛することが出来るか。

それは不可能なことです。

が、そう努力しなくてはいけません。

努力することそのことが、性格の形成に役立つのです。

怒ることもなく、辛く当たることもなく、腹を立てることもないようでは、もはや人間ではないことになります。

人間は霊的に成長することを目的としてこの世に生まれて来るのです。

成長また成長と、いつまでたっても成長の連続です。

それはこちらへ来てからも同じです。

2017年3月28日火曜日

シルバーバーチの霊訓 その4

<近藤さんの本の紹介>


シルバーバーチの霊訓〈6〉(潮文社)

・本文 より

「責任は個々において背負うというのが摂理です。摂理のもとにおいては、あなたは他人の行為に責任を負うことはありません。」

「原因と結果の法則は容赦なく展開していきます。その因果関係に干渉できる人はいません。」


シルバーバーチの霊訓〈7〉(潮文社)

・本文 より

「私がこれまで送ってきた生活において、“自分は紙の法則によって埠頭に扱われているー不公平だ”と真剣に言える者を一人も知りません。私の知るすべての者が紙の永遠の公正はその規模において無限であり、その適用性において完全であることを認めております。」


シルバーバーチの霊訓〈8〉(潮文社)

・本文 より

質問:自殺者のそちらでの状態は不幸で、右も左も分からなくなり、みじめであるということですが、自殺する時の精神状態がすでにそうであったはずですから、死後も同じ状態に置かれても不思議はないと思うのです。では仮りに真のよろこびと幸せを感じながら自殺したらどうなるでしょうか。

「その場合は動機が自己中心的ということになります。自然の摂理をごまかすことはできません。こればかりは例外がありません。蒔いたものは自分で刈り取らねばなりません。それ以外にありようがないのです。動機がすべてを決定づけます。その時点において良心が善いことか悪いことかを告げてくれます。もしそこで言い訳をして自分で自分をごまかすようなことをすれば、それに対して責任を取らされることになります。」


シルバーバーチの霊訓〈9〉(潮文社)

・本文 より

事態を改善するよりも悪化させるようなことは、いかなる魂に対してもお勧めするわけにはまいりません。

自殺行為によって地上生活に終止符を打つようなことは絶対にすべきではありません。

もしそのようなことをしたら、それ相当の代償を支払わねばならなくなります。

それが自然の摂理なのです。

地上の誰一人として、何かの手違いのためにその人が克服できないほどの障害に遭遇するようなことは絶対にありません。

むしろ私は、その障害物はその人の性格と霊の発達と成長にとって必要だからこそ与えられているのですと申し上げたいのです。

苦しいからといって地上生活にさよならをしても、その苦しみが消えるわけではありません。

それは有り得ないことです。

またそれは摂理に反することです。

地上であろうと霊界であろうと、神の公正から逃れることはできません。

なぜならば、公正は絶対不変であり、その裁定はそれぞれの魂の成長度に合わせて行われるからです。


2017年3月22日水曜日

シルバーバーチの霊訓 その3

<近藤さんの本の紹介>


シルバーバーチの霊訓〈3〉(潮文社)

・解説 より

人類は太古よりいずこの民族でも“死んでもどこかで生き続けている”という漠然として信仰を抱いてきた。

本来が霊的存在であることが分かってみればそれは当然のことと言えるが、従来はそれが“信仰”という形で捉えられ、しかも地上での生身の生活が実在で、死後の世界は形体も実質もない世界であるかのように想像したり、地獄や極楽、天国といった人間の恐怖心や願望から生まれるものをそれに当てはめていたが、所詮はそう思う、そう信じるといった程度のものに過ぎなかった。

それが19世紀半ばに至って、各種の超常現象、いわゆる心霊現象が五感で確認できる形で実験・観察できるようになり、それによって“霊”の存在が信仰から事実へと変わり、その“霊”からのメッセージによって死後の世界の真相が次から次へと明かされていった。



シルバーバーチの霊訓〈4〉(潮文社)

・まえがき より

シルバーバーチは宗教とは互いに扶助し合うことに尽きると言う。

神とは自然法則であり、腹を立てたり復讐心をむき出しにする人間的な神ではないと説く。



シルバーバーチの霊訓〈5〉(潮文社)

・質問に答える

<でも戦死していく者は苦痛を味わうのではないでしょうか。>

苦しむ者もいれば苦しまない者もいます。

一人ひとり違います。

死んでいるのに戦い続けている人がいます。

自分の身の上に何が起きたかが分からなくて迷う者もいます。

が、いずれも長くは続きません。

いずれ永遠への道に目覚めます。

むろん寿命を全うして十分な備えをした上でこちらへ来てくれるに越したことはありません。

しかし、たとえそうでなくても、肉体という牢獄に別れを告げた者のために涙を流すことはおやめになることです。

その涙はあとに残された人のために取っておかれるがよろしい。

こう言うと冷ややかに聞こえるかも知れませんが、とにかく死は悲劇ではありません。


2017年3月21日火曜日

シルバーバーチの霊訓 その2

私は、死んだら無になるのがいいと思っていました。

この世の楽しかったことも、苦悩も、無念な死であっても何も自分の中に残らないのだから、何も引きずってしまうことはないのだから、これほど楽なことはないと思っていました。


そして、小さい頃から“おばけ”が怖かったこともあります。

死後にそんな怖い世界に行くのはイヤでした。


そんな私に、兄が読むのを勧めてくれたのが私は霊界を見て来た(エマニュエル・スウェデンボルグ)という本でした。

いつ頃かよくは覚えていないのですが、高校生くらいだったように思います。


「読んでよかったと思う?」

「うん。」

ということで、読んでみました。


内容は、私の希望と違って、「死後の世界」は存在するというもの。

そして、その世界では調和の取れた、穏やかな生活がなされている、というものでした。


その後、兄は私に「シルバーバーチ」を手渡してくれ、この本をきっかけとして近藤千雄さんを知り、自分でも彼の本を買って読むようになりました。


<近藤さんの本の紹介>

シルバーバーチの霊訓〈2〉(潮文社)


・まえがき より

このようにシルバーバーチはすべての人間の悩みに同情して親身になってくれるが、その悩みを肩代わりしてくれることは絶対にない。

考えてみると、もしも私たちの悩みをシルバーバーチが全部取り除いてくれたら、私たちは性格も個性もないロボットになってしまうであろう。

私たちはあくまでも自分の理性的判断力と自由意思を行使しなくてはならないのである。

そうは言うものの、私たちはどっちの道を選ぶべきかでよく迷うものである。

そんな時シルバーバーチはこう私たちに尋ね返してその処置へのヒントを与えてくれる。


「そうなさろうとするあなたの動機は何でしょうか。」

「大切なのはその動機です。」


2017年3月19日日曜日

シルバーバーチの霊訓

モーリス・バーバネルという霊媒を通じて、週1回の割で50年余りも語り続けた、今からほぼ3000年前にこの地上で生活したことのある霊の言葉をまとめたものです。


以下、人生は本当の自分を探すスピリチュアルな旅より

では、そのシルバーバーチの霊言の中から特徴のよく出ている箇所を2,3紹介してみよう。

「人間は肉体をたずさえた霊であって、霊をたずさえた肉体ではありません。肉体は霊が宿っているからこそ存在することができるのです。それは神の火花であり、すべての存在に内在しており、すべての生命を通して顕現しているのです。」

「死んで間もない段階では、地上にいた時と少しも変わりません。肉体を捨てたというだけのことです。個性は同じです。性格も変わっておりません。習性も特徴も性癖も、そっくりそのままです。利己的な人は相変わらず利己的です。欲ぶかい人間は相変わらず欲ぶかです。無知な人は相変わらず無知のままです。落ち込んでいた人は相変わらず落ち込んだままです。しかし、そのうち霊的覚醒の課程が始まります。」

「人間は物的身体という牢の中で生活しています。その牢には小さな隙間が5つあるだけです。それが五感です。みなさんはその身体のまわりで無数の現象が起きていても、その目に見え、その耳に聞こえ、その肌に触れ、その舌で味わい、その鼻で嗅ぐことのできるもの以外の存在は確認できません。ですが、実際にその身体のまわりで無数の生命活動が営まれているのです。見えないから存在しないと思ってはいけません。人間の五感では感知できないというにすぎません。」


<近藤さんの本の紹介>

シルバーバーチの霊訓〈1〉(潮文社)


・まえがきにあるバーバネルのことば

年がら年中ものを書く仕事をしている人間から観れば、毎週毎週ぶっつけ本番でこれほど叡智に富んだ教えを素朴な雄弁さでもって説き続けるということ、それ自体がすでに超人的であることをしめしている。

ペンで生きている他のジャーナリスト同様、私も平易な文章ほど難しいものはないことを熟知している。

誰しも単語を置き換えたり消したり、文体を書き改めたり、字引や同義語辞典と首っぴきでやっと満足の行く生地が出来あがる。

ところがこの“死者”は一度も言葉に窮することなく、すらすらと完璧な文章を述べていく。

その一文一文に良識が溢れ、人の心を鼓舞し、精神を昂揚し、気高さを感じさせる。

シルバーバーチの言葉には実にダイヤモンドの輝きにも似たものがある。

ますます敬意を覚えるようになったこの名文家、文章の達人に私は最敬礼する。


・一節を紹介

あなたがた地上の人間にとっての大きな問題点は、やむを得ないことかもしれませんが、人生というものを間違った視点から観ていることです。

つまり、あまりにもこの世的・物質的観点からのみ人生を考えていることです。

人生には確かに地上的な要素がありますが、同時に霊的にものであり、永遠に続くものなのです。

その永遠なるものを地上的視点だけで眺めてはいけません。

それでは十全な判断はできません。

神の子には、一人の例外もなく、善悪ともに“埋め合わせ”の原理が働くのですが、地上生活のみで判断しようとすると全ての要素を考慮することができなくなります。


2017年3月18日土曜日

近藤千雄さんの紹介

私は、『死後の個性存続』ということを信じています。

信じるというか、私にとってはそれが『事実』であるという思いです。


こういう思いに至ったのは、近藤千雄さんの本に出会ったからこそであり、それをとてもありがたく思っています。

なぜなら、この世の中の不都合と感じていたものが、私の中では解決できたからです。

死後の世界があることで、享楽主義や、他人の迷惑を考えない利己的な行為が間違いであることを証明してくれるからです。


「自分の播いた種は必ず自分で刈り取らなければならない」ということが、永遠に続いていくことに、大いに納得し、そのことがこの世の中を生きやすくさせてくれました。

苦労や苦痛を他人のせいにせずに、与えられた『この世の生』を、一生懸命に安心して過ごすことができるようになりました。


まだまだ、未熟なので腹を立てたり、不安を感じたりすることもある毎日ではありますが、根底に安心感・確信があります。

それを、私の言葉でお伝えしようと思ってもうさんくさいだけだろうし、文章のまずさで言葉足らずになってもしまうと思うので、近藤さんの本を紹介しようと思って、このブログを作成することにしました。


なお、近藤さんの生前に、手紙のやりとりをさせていただき、本の内容をホームページに掲載することを許可していただいたことがあるので、問題はないと思っていますが、もし何か問題等がありましたら、お知らせください。

すぐに対処いたします。


※こちらで紹介している本は、アマゾンのアフィリエイトのリンクになっています。
このリンクから本を購入されますと、私に紹介料が入る仕組みです。


[近藤千雄]

1935年生まれ。

高校生になって英語に興味を持つ。

高校3年の頃、霊能者間部詮敦(まなべあきあつ)氏と出会う。
彼を通じて、スピリチュアリズムと出会い、浅野和三郎の本と出会って、大学で原書を読むことを決意し、明治学院大学英文学科に進学。

1年次に英書購読担当教授の自宅で、スピリチュアリズムの原書を借りて初めて読むことができ、3年次の講座でシェークスピアの講義を聴き翻訳の極意に触れ、4年次に翻訳論を専攻。

以来、スピリチュアリズムに関する翻訳・著作を続ける。

2012年逝去。

人生は本当の自分を探すスピリチュアルな旅(ハート出版)より