2017年4月21日金曜日

シルバーバーチの霊訓 その8

シルバーバーチの祈り―祈りの先にあるもの(潮文社)

シルバーバーチの祈りだけを集めたものです。

横書きで大きな文字で、読みやすくされています。


・本文より(一部抜粋)

神よ、あなたは法則です。

叡智です。

愛です。

知識です。

インスピレーションです。

私たちがあなたを賛美するのは、あなたが全生命の大中心であらせられるからにほかなりません。

あなたあっての生命であり、あなたなくして生命は存在しません。

あなたは全生命にみなぎり、あなたの法則が全存在を支え、全存在を包摂しております。

あなたは私たち人類のすべてに、あなたの神性の一部を賦与され、それが地上の人類のすべてをあなたと結びつけております。

それゆえに、ああ神よ、私たちは決して生まれながらにして罪深き存在などではなく、それゆえの恐れから膝を折って、あなたに阿ることはいたしません。

私たちはあなたの一部であり、同時にあなたは私たちの一部であるとの認識のもとに、浩然の気概をもって、祈ります。


シルバーバーチに最敬礼―霊言集を完訳した今、「謎」と「なぜ?」を取っておきの資料と文献で検証する。(コスモス・ライブラリー)
 
シルバーバーチに関する「なぜ?」を、筆者が資料をもとに考察した本です。


・目次 

第1部 交霊会にまつわる「謎」と「なぜ?」

第2部 なぜキリスト教を諸悪の根源のように言うのか?

第3部 資料・文献集
 ① モーリス・バーバネル著:遺稿「シルバーバーチと私」
 ② フレデリック・マイヤース著:「死の真相」「永遠の大道」より
 ③ ジョン・レナード著:「死の現象とその過程 スピリチュアリズムの神髄」より
(以下略)


2017年4月17日月曜日

シルバーバーチの霊訓 その7

トニー・オーツセン氏が編纂した最後のシリーズです。

 

古代霊シルバーバーチ不滅の真理―スピ リチュアリズム珠玉の名編(ハート出版)


目次

一章 人生でいちばん大切なこと

二章 死は第二の人生の始まり

三章 死後はどうなるのか

四章 霊媒とは何か

五章 霊力の働き

六章 霊界の審議会

七章 国家の指導者と自由意思

八章 新しい世界秩序の構築

九章 宇宙創造の目的

十章 各界ののゲストを招いて

十一章 霊力とは? 神とは?

十二章 さまざまな質問



古代霊シルバーバーチ新たなる啓示―ス ピリチュアリズム珠玉の名編〈その2〉(ハート出版)


・本文 より

遭遇する問題の1つひとつを、あなたへの挑戦と受け止めないといけません。

障害の1つひとつが挑戦なのです。

ハンディキャップの1つひとつが挑戦なのです。

地上生活では挑戦すべき課題が次から次へと絶え間なく生じます。

しかし、いかに強烈でも、いかに強大でも、あなたの進化を妨げるほどのものは絶対に生じ

ません。

大切なのは、そのれどう対処するか - その心の姿勢です。

自分の霊性の発達にとって、どういう体験が大切であるかの判断は、あなた方自身にはでき

ません。

大きな全体像の中のごく限られた一部しか目に入らないために、あなた方自身が下す判断は

どうしても歪められたものとなります。

ですから、体験の価値をうんぬんしていないで、とにかくそれを克服していくのです。

きっと克服できます。

克服するごとに霊性が強化されていきます。

身体は不完全であり、弱さをもっております。

あまりのストレスに負けて、体調を崩すことがあるかも知れません。

しかし、あなた方に宿る霊性は大霊の一部なのです。

霊は、潜在的には完ぺきです。

すべてを克服していく資質を秘めております。

その認識のもとに対処すれば、きっと克服できます。

このことを語気を強めて申し上げるのは、それが私たちの教えの中枢だからです。


目次

一章 組織と綱領

二章 聖職者の使命

三章 強健なる魂が選ぶ道

四章 読者からの質問に答える

五章 愛は死を超えて

六章 霊能養成会と青年心霊グループの代表を迎えて



古代霊シルバーバーチ最後の啓示 (スピ リチュアリズム珠玉の名編)(ハート出版)


・本文 より

もしもあなたが死の恐怖におびえそうになった時は、自分の存在の始原、すなわち大霊の分霊であることを思い起こし、この全大宇宙を創造したエネルギーと同じものが自分にも宿っていることの意味を熟考するのです。

そこから勇気を得て、壮大の気宇を抱くことです。

下を向いてはいけません。

上を見るのです。

そして、援助は自分の内部と外部の双方から得られることを知ってください。

あなたを愛する人々、そしてあなたの心臓の鼓動や呼吸と同じくらい身近にいて世話を焼いてくれている人々が、あなたを見放すはずがないとの信念に燃えてください。

内的な平安と静寂、自信と決意、そして、すべては大霊が良きに計らってくださるとの悟りは、そうした認識の中においてこそ得られるのです。

もとより、私の申し上げていることがそう簡単に実行できるものでないことは私自身も先刻承知しております。

が、霊的なことの成就が容易であろうはずがないのです。

何度も申し上げておりますように、霊的意識が目覚めるのは、安楽な条件の中ではなく、難題と辛苦の中においてです。

だからこそ一段と強化され、内部の霊性がますます発揮されることになるのです。

それが人生の目的そのものなのです。

ラクなことばかりで何の苦労もなく、トゲのないバラの花に囲まれての生活では、成長は得られません。

発達はしません。

霊性は開発されません。

これは大霊が定めた埋め合わせの原理の一環なのです。

いつの日かあなたは、その時はイヤで仕方がなかった体験を振り返り、それらが実際はあなたの霊的進化を促す貴重な手段であったことを知って、感謝なさる日が来ることでしょう。

2017年4月16日日曜日

霊の存在や霊界について 6

人生は霊的巡礼の旅―スピリチュアリズムの死生観(ハート出版)

新装版→人生は本当の自分を探すスピリチュアルな旅」


近藤千雄さんが自身の体験・経験を紹介しながら、心霊現象やスピリチュアリズムというものを説明してくれています。


・付記 より

<ハイズビル事件(スピリチュアリズムの発端となったできごと)について>

その現象が起きた1848年当時のフォックス家は、バッファローをはさんで、リリーデールとは反対方向に車で1時間半ほど行ったところにあるロチェスター市の郊外に住んでいた。

不思議なことに、2人の娘ケートとマーガレットのいる時にかぎって家の中で原因不明の音がする。

たとえば、きちんと閉めたはずのドアがひとりでに開くので、父親が側で待ち構えていて思い切って開けてみても、そこには誰もいない。

怖がった娘が両親の寝室へ来ていっしょに寝ようとすると、そのベッドごと天井高く持ち上げられたりした。

そんなある日(1948年3月31日)妹のケートが変な音のする方向に向かって
「鬼さん、あたしのするようにしてごらん」
と言って手を叩いたところ、それと同じ回数だけ音が返ってきた。

そこでこんどは姉のマーガレットが
「じゃ、あたしのする通りにしてごらん」
と言って手を4つ叩くと、やはり4つ音が返ってきた。

その様子を見ていた母親が
「じゃ、あたしの子ども全員の1人1人の年齢を言ってごらん」
というと、今はもう他家に嫁いでいる長女をはじめとして、働きに出ている息子を含む6人の子どもの年齢を正確に当て、さらに少し間を置いて、いちばん下の3歳で他界している子どもの年齢まで当てた。

そこで母親は
「あなたは人間なの?」
と問うたところ、何の返事もない。

そこで
「もしも死んだ人間の霊だったら、2つ叩いてちょうだい」
というと、すぐさま2つ音がした。

その方法でどんどん聞き質していくうちに、その音の主は31歳の男性で、地上時代は行商人をしていて、その家の前の主人に殺されて金を奪われ、死体はその家の地下室に埋められたという、ショッキングなストーリーができあがってしまった。

事実、その後の発掘調査で、男性の白骨死体が出てきた。

その事実は一般紙の“ボストン・ジャーナル”でも報道されたほどで、母親はショックで1週間で髪がまっ白になっている。

洋の東西を問わず、霊騒動とか幽霊話というのは昔からあった。

それがすべて一時的な“話題”で終わってそのうち消えていったのと違って、この騒ぎがスピリチュアリズムの発端とされるに至ったのは、その怪奇性もさることながら、それより重大なことは、米国はもとよりヨーロッパの科学者、法律家、裁判官といった、もともとそういうものに無関心であるはずの人々が関心をもち、直接フォックス家を訪ねてきたり、ケートやマーガレットを実験研究の対象として、本格的に取り組んだことである。

とくに英国の物理化学者ウイリアム・クルックス博士、フランスのノーベル生理学賞受賞者シャルル・リシェ博士といった世界的な科学者による本格的な研究が、スピリチュアリズムに“科学性”を持たせることになった。


目次

一章 ほんとうの“自分”を求めて

二章 自我の中枢が“脳”でないことを物語る実話

三章 心霊現象とは何か、そして何のために演出されるのか

四章 スピリチュアリズムとは何か

五章 スピリチュアリズム思想の四大原理

六章 霊媒の種類とその功績

七章 森羅万象は霊力の顕現



霊的人類史は夜明けを迎える―スピリチュアリズム誕生の系譜 霊と深く関わっている人類の歴史―。(ハート出版)

・まえがき より

本書で私はスピリチュアリズムの淵源を遠く三千有余年もさかのぼり、歴史的現実に即しながら、今日の人類が抱える問題を見つめ直してみたいと思う。


目次

序論 暗黒時代はまだ終わっていない

第一部 霊性の“昼”の時代

 第一章 神霊の実在を意識した古代人の生活

 第二章 高級霊の地上への降誕

 第三章 地上時代のイエス

 第四章 イエスは十字架上で死んでいなかった?

 第五章 霊界へ戻ってからのイエス

第二部 霊性の“夜”の時代

 第一章 キリスト教徒への迫害

 第二章 ローマ帝国とキリスト教

 第三章 人類の狂気 - 異端審問と魔女裁判

第三部 霊性の“夜明け前”

 第一章 スピリチュアリズムの予兆

 第二章 スピリチュアリズムの勃興

 第三章 既成宗教とスピリチュアリズム


2017年4月14日金曜日

霊の存在や霊界について 5

ブルーアイランド―スピリチュアリズムが明かす死後の世界(ハート出版)


豪華客船タイタニック号とともに北大西洋に沈んだ評論家、ウィリアム・ステッドが、「死後の世界は明るく美しいブルーの国だ…」と現地報告してきた。

その事実を綴った記録です。


目次

一章 タイタニック号の沈没直後

二章 ブルーアイランドに到着

三章 ブルーアイランドの建造物

四章 ブルーアイランドの生活

五章 良心の声

六章 初めての地上界との交信

七章 思念の力

八章 霊界から要求したい条件

九章 自由と摂理

十章 予知現象の原理

十一章 実相の世界

十二章 無限への旅の始まり

十三章 個人的存在の彼方へ


ペットは死後も生きている―スピリチュアリズムが明かす動物愛(ハート出版)

改訂版→ペットが死ぬとき―誰も教えなかった別れの意味(ハート出版)


人間と動物との霊的なつながり、動物の死後存続、死後における人間界との関係について、高級霊界通信もまじえて紹介しています。


・本文 より

私たち人間は死後も生き続ける - 肉体がなくなっても、個体性と自我意識と性格と記憶とを携えて、次の世界でも生活を続けるというのです。

そのことは、もはや一点の疑問の余地もないところまで立証されております。

オリバー・ロッジ、ウィリアム・クルックス、アルフレッド・ウォーレスといった世界の科学界を代表するといっても過言ではない大先輩によって、繰り返し確認されているのです。

本書はその証拠を改めて披露することが目的ではなく、その事実の持つ意味を動物との関わりにおいて論じること、、、。


2017年4月13日木曜日

霊の存在や霊界について 4

霊は実在する、しかし―真贋乱舞の中で(潮文社)

・まえがき(近藤千雄) より

スピリチュアリズムというのは一口に言えば霊的事象の背後にある原理・法則のことである。

それを道徳・科学・宗教、要するに人生全般に当てはめ、これまでの誤った認識を改めていくことを目的としている。

したがって、英米で生まれたものであっても、そのまま日本の心霊世界、広く言えば精神世界全般に当てはめられる性質のものである。


目次

一章 霊は実在する。しかし…

 (1)霊にも身体がある
 (2)霊にも仕事がある
 (3)霊もすべてを知っているわけではない

二章 地獄・極楽菜ある。しかし…

 (1)極楽は死後の“一次休憩所”
 (2)“永遠の地獄”は存在しない
 (3)暗黒界も神の支配下にある

三章 生まれ変わりはある。しかし…

 (1)輪廻転生説は単純すぎる
 (2)今の自分がそっくり再生するのではない

四章 心霊写真はある。しかし…

 (1)写っているのが霊そのものとはかぎらない
 (2)生者の心霊写真もある

五章 奇跡的治癒はある。しかし…

 (1)奇跡的と思える治癒にも法則がある
 (2)すべてが“霊”的に治っているわけではない

六章 霊能力はすばらしい。しかし…

 (1)霊能力があるから偉いわけではない
 (2)真の霊能者は宗派を作らない
 (3)模範とすべき霊覚者たち

七章 背後霊はどういうことをするのか…

 (1)守護霊の仕事
 (2)指導霊の仕事
 (3)支配霊の仕事

八章 スピリチュアリズムのすすめ

 (1)スピリチュアリズムは人類の歴史とともにあった
 (2)スピリチュアリズムは大自然の摂理そのものである
 (3)かんながらの思想は日本のスピリチュアリズム

2017年4月12日水曜日

霊の存在や霊界について 3

コナン・ドイルの心霊学(潮文社)

・序-知られざる、ドイルのスピリチュアリズム研究(近藤千雄) より

“シャーロック・ホームズ”シリーズの原作者であるコナン・ドイルが1882年に医学部(エジンバラ大学)を出たころは、米国で勃発したスピリチュアリズムの波が英国でも第一級の知識人を巻き込んで、一種の社会問題にまで発展し、その事実は当然ドイルの耳にも入っていた。

そして、ちょうど、『緋色の研究』を執筆中と思われるころに、ニューヨーク州の最高判事J・W・エドマンズの霊的体験記を読んでいる。

しかし、その時はまだまだ懐疑的で、それを詠みながら、人間界のドロドロとしたいがみ合いを毎日のように裁いている人はこんなものに興味をもってしまうものがと、むしろ哀れにさえ思ったという。

しかし、次から次へと出版されるスピリチュアリズム関係の書物の著者が、いずれも当時の第一級の知識人で世界的に名声を博している人たちであることを知るに及んで、もしかしたら頭がおかしいのは自分の方かも知れないと思いはじめ、そこからスピリチュアリズムへの取り組み方が変わっていった。

そして、間もなく、グリニッジ海軍学校の数学の教授でドイルが主治医をしていたドレスデン将軍の自宅での実験会に出席し、驚異的なアポーツ現象(外部からの物品引き寄せ)を目のあたりにして、深く考えさせられた。

それがきっかけとなって、知人のスピリチュアリズムに関心をもつ二人と自分の三人で、自宅で交霊会を催すようになった。

霊的原理を知らないままの、言わば手探りの状態で続けられたその交霊会で、ドイルは頭からバカにできない何かがあるという感触を得ながらも、どちらかというと失望・不審・不快の繰り返しを体験し、相変わらず懐疑的態度を崩しきれなかった。

本文でも述べていることだが、ドイルがのちに、異常現象をすぐに摩訶不思議に捉えてはいけない - あくまでも常識的な解釈を優先させ、それで解釈が不可能な時にのみ霊的に考えるべきである、という態度を強く打ち出すようになった背景には、そうした初期の苦い体験がある。

こうしてスピリチュアリズムに関心を寄せていく一方では、シャーロック・ホームズ・シリーズは売れに売れて、アーサー・コナン・ドイルの名は英国はもとより、世界中に広まっていった。

ドイルがその後もスピリチュアリズムへの関心を持ち続けて、最後には“スピリチュアリズムのパウロ”とまで言われるほど、この新しい霊的思想の普及のために太平洋と大西洋をまたにかけて講演旅行をするようになった最大の原因は、そうした推理作家としての人気を背景にして、著名霊媒その研究者たちと直接に接することができたからだった。

本書に収められた二編は、40年近いスピリチュアリズムとの関わり合いによって得た“死後の世界の実在”への揺るぎない確信をもとに、それが有する時代的意義と人類全体にとっての宗教的意義とを世に問うたものである。

2017年4月11日火曜日

霊の存在や霊界について 2

母と子の心霊教室―不思議な心の世界(潮文社)

“少年少女向けの心霊書”という趣旨で出版された本で、言葉づかいも子ども向けに書かれています。

大人が読みにくいということはないと思います。

著者は英国のパブリックスクールで校長先生を務めた方です。


・まえがき(近藤) より

最近たしかに心霊的なことが、テレビや雑誌などでさかんに報じられるようになりましたが、困ったことに、正しい霊的知識よりもまちがった心霊知識、あるいは危険な心霊知識の方が多いように思えるのです。

しかも、意外に多くの青少年が心霊的なものに関心があることもわかってきて、このままでは、日本の青少年がまちがった先入観を植えつけられてしまうのではないかと心配し、その正しい基礎知識を教えてくれるものとして、この本を出版する必要性を痛感したのです。


・目次

第一章 「人間」とはなんだろう

 1 真理を学ぼう
 2 いちばんむずかしい問題
 3 生きているものは変化する
 4 人間は三つの要素からできている
 5 「死」とはなんだろう
注釈:この世でうけた生命(いのち)はたいせつに-訳者

第二章 「エーテル界」とはどんなところだろう

 1 目覚め
 2 サマーランド
 3 エーテル界の学校
 4 デービス先生の心霊学園
 5 考えたことがそのまま実現する
 6 エーテル界の仕事
 7 ポチもミケもいる
 8 悪い人もいる
 9 自分がまいた種は自分が刈りとる
 10  エーテル界はすぐそばにある
 11 物体にはすきまがいっぱいある
 12 バイブレーションの話

第三章 「霊媒」とはなんだろう、そしてどんなことをするのだろう

 1 霊媒はエーテル界との連絡係
 2 交霊会とはなんだろう
 3 交霊会はこうして行われる
 4 霊視能力と霊聴能力
 
第四章 「背後霊」とはなんだろう、そしてどんなことをしてくれるのだろう

 1 見知らぬ国の探検物語
 2 幽霊も私たちのお友だち
 3 背後霊とはなんだろう
 4 私たちは霊といっしょに暮らしている

第五章 ホームサークル(家庭交霊会)では、どんなことが行われるのだろう

 1 著者の体験
 2 ブラウン・オウル霊の出現
 3 霊媒と支配霊
 4 霊能があるから偉いのではない
 5 なぜ赤い電灯を使うのだろう
 6 交霊会のおわり

第六章 心霊現象のいろいろ-その1- 

 1 著者の失敗
 2 記憶には三つの段階がある
 3 潜在意識のはたらき
 4 テレパシー現象
 5 霊言現象
 6 自動書記現象
 7 サイコメトリ現象

第七章 心霊現象のいろいろ-その2-

 1 心霊研究のはじまり
 2 不思議な物質エクトプラズム
 3 心霊実験会ではどんなことが起きるのだろう
 4 霊はエクトプラズムをどのように使うのだろう
 5 クルックス博士の実験
 6 ウォルター霊のくふう
 7 心霊写真とはどんなものだろう
 8 心霊現象はなぜたいせつなのだろう

第八章 心霊治療の話

 1 人間は自分で治す力をもっている
 2 オーラとは何だろう
 3 心霊治療にもいろいろある
 4 医学と心霊治療の協力が理想

第九章 スピリチュアリズムの教え

 1 心のもち方にも責任がある
 2 自分から出たものは自分にもどってくる
 3 言葉も行いも“心”がたいせつ
 4 お祈りも“まごころ”がたいせつ
 5 人類はみな神の子であり兄弟である

第十章 おしまいに

 1 心霊現象は大むかしからあった
 2 偉大な指導者はみな霊能者だった
 3 無知なほどこわいものはない
 4 最後のおねがい

付録 古代霊シルバーバーチ、子どもと語る

2017年4月4日火曜日

霊の存在や霊界について

霊界では、親和力の作用によって似たもの同士の関わり合いの生活となっているようです。

そこでは、イヤな思いをすることもなく、霊としての成長も滞りがちのため、物質界に誕生をして、魂の鍛錬をするのです。

まあ、簡単に言えば、ということで、本来は複雑な、人間では理解できないいろいろな理由があるようですが。


その人間界が、あまりにも物質的に片寄りすぎて、本来の霊的存在としての自覚を持てない世界になっていることを憂いた霊界側が、人間界に働きかけて、霊としての自覚を促そうという活動が盛んになったということです。

そこで、まず、霊の存在を示すために、いろいろな物理現象を表現します。

それを、19世紀の大科学者たちが真剣に実験・研究を重ねていき、霊の存在を実感することとなります。

その後、先に紹介したシルバーバーチなどが霊的存在としての人間が、どう生きるべきかを説いていくこととなったのです。


ということで、大雑把に説明しましたが、今回は、そうした霊や霊界の存在について、私が一番感銘を受けた本を紹介します。

それが、これが心霊(スピリチュアリズム)の世界だ(潮文社)です。


霊が物質化していく様子を写した連続写真や、異なる木質のリングが交叉した写真などが、とても説得力を持っています。

まあ、懐疑的な見方をすれば、いくらでもケチをつけることは出来るのでしょうが、、、。


・まえがき より

私は確固たる信念にもとづくスピリチュアリストである。

少なくとも私自身には死後の生命の存続が一点の疑念の余地もないまでに立証されているからである。

それは決して願望が生み出す手前勝手な信仰の産物ではない。

過去37年間にわたって私は驚異的な心霊現象を数多く見てきた。

そして究極的にはたった一つの結論しかないと判断した。

すなわち、肉体を棄ててあの世へ行った知的存在いわゆる霊魂によって惹き起こされているということである。

2017年4月1日土曜日

シルバーバーチの霊訓 その6

平成になってから刊行されたシルバーバーチのシリーズがあります。

前出の全12巻が終了したあとサイキックニューズ社のオーツセン氏が、自社に保存されていない霊言の記録を当時のメンバーないしはその遺族から提出してもらって編纂したものです。


シルバーバーチ 愛の摂理(TEN BOOKS)

・まえがき(近藤) より

シルバーバーチというのは今からほぼ3000年前、イエス・キリストより1000年も前にこの地上で生活したことのある霊ということ以外は、地上時代の姓名も地位も民族も国家もわかっておりません。

本人が明かさなかったのです。

せめて姓名だけでもとお願いしても、「それを知ってどうしようというのです?もしも歴史上の有名人だったら有り難がり、どこの馬の骨かわからない人物だったらサヨナラをなさるおつもりですか」といった皮肉っぽい返事が返ってくるばかりでした。


シルバーバーチ 愛の力」(TEN BOOKS)

・まえがき(編者) より

肉体の死が生命の終焉だと信じている人、最後の息を引き取った時、ローソクの火が消えるごとく生命の火が消えるのだと主張する人は、ほんとに気の毒というほかない。

この地上での寿命など、永遠の生命の流れの中ではホンの一瞬の間に過ぎないからである。


シルバーバーチ 愛の絆(TEN BOOKS)

・本文 より

睡眠の目的そのものは単純です。

身体は一種の機械です。

実にすばらしい機械で、地上のいかなる技術者にもこれほど見事な機械は作れませんが、機械である以上は休ませることが必要です。

そうしないと機能を維持することができません。

大切なのはその身体の休息中に、霊がその身体から脱け出て活動しているということです。

まさに、人間は毎晩死んでいるといってもいいのです。

わずかにシルバーコードによってつながってはいても、霊は完全に身体から脱け出ています。

そのコードは実に柔軟な性質をしていて、霊はその束縛なしに完全に肉体から解放されています。

その間におもむく先は、それぞれの霊的成長と進化の程度に似合った環境です。

が、それがどこであれ、そこでの体験は地上世界の時間と五感の範囲からはみ出したものばかりですから、脳という物的器官では認識できないのです。

シルバーコードが完全に切れて霊界の住民になってしまえば、そうした睡眠中の体験のすべてを思い出すことができるようになりますが、今は断片的にしか思い出せません。

霊界ではそれが通常となるわけです。